子供さんの複数の作品をまとめる記念額装例
未就学から就学期までの学習発表作品など、複数のアイテムをまとめた記念額装の実施例です。(息子のものです)
卒園卒業記念の額装例 作品をまとめて額装
就学時の書道文字、保育園での手型をまとめて額装した例です。
メダル設置や家族写真などもあわせてプリントすることも可能です。
プリントは褪色の早い染料タイプではなく、高耐光顔料PXインクです。
『こんなに ちっちゃかったんだね!・・・』
お子様の卒園卒業の記念として、観るたびごとの幸の彷彿を願っています。
使用するプリンター:EPSON PXH-6000
作業工程概略
①就学時の本人による毛筆字(名前)をスキャニング後、サイズは原寸大のままPC上にて字間調整。
②紙粘土の手型の外周をスキャンし、シャドウを周囲に配置
③卒業年度 校名を配置
④自筆文字・手型シャドウ・記念日付の3点を顔料インクジェット出力。
単に手型だけでなく、前後の時期のアイテムを入れることで、ニュアンスが広がるような趣になりました。
紙粘土の固定方法は、原状回復を前提に、もともと型に埋め込まれている吊り金具にナイロン糸を通して台紙に結んであります。
後日、メンテナンスやアイテムの追加にそなえ、フリーにしておきます。
台紙はアルミボードであり、反りや劣化要素が少なく経年変化の心配がなく、台紙を理由とした染みなど印刷紙への悪影響もありません。
使用した額の棹材も2色の同型品を用いて、「らしさ」と「快活さ」が伝わるように配慮しました。
フレームではいろいろな設備機器を用いて、従来技術以外の手法も積極的に採用しています。
限りもありますが、可能な範囲で額装などを手がけています。新たなご依頼がどういうものか、悩むのも楽しい仕事です。